香川県高松市鬼無町にある医療法人財団博仁会キナシ大林病院のホームページです。

麻酔科

外来担当

部長 岡田 剛 麻酔科標模医
日本麻酔科学会認定麻酔科専門医
麻酔科とは

当院の麻酔科は、2013年10月に新設され、麻酔専門医が年間約250件前後の手術麻酔(整形外科、消化器外科、泌尿器科手術)に対応しております。
まず、手術前に病室にお伺いして、患者さんご自身やご家族に対して分かり易い説明を心掛け、患者さん の問題点をご理解頂くように努めています。
麻酔科医の仕事は、一般的には、術中~術後を通じて、体が受ける手術ストレスから患者さんを守ることに特化した診療科です。具体的には、手術中では、大出血による血圧低下や手術ストレスによる異常高血圧、あるいは重症不整脈など、放置すると命に係わるような状態変化に対応し、また、術後では、傷の痛みを軽減し疼痛管理をするのも麻酔科医の役目です。常日頃から安全な手術、安全な全身管理を提供出来るように心掛けています。 また、ペインクリニック外来では慢性疼痛や術後痛を対象に専門的な治療をおこなっております。

麻酔方法

麻酔は、大まかに全身麻酔と下半身麻酔に分類されます。

  • 全身麻酔

    手術中は、完全に意識を取り、人工呼吸管理を行います。記憶もなく痛みも感じない間に手術が終わっているため、「眠っている間に終わる」と呼ばれるものです。長時間手術や消化器外科手術に対応しています。全身麻酔に硬膜外麻酔や神経ブロックを併用する場合も多くあります。

  • 脊椎(せきつい)麻酔、硬膜外(こうまくがい)麻酔

    一般的に下半身麻酔と呼ばれているもので、腰から注射をし、お腹から下肢に掛けて一時的に感覚を麻痺させ痛みを感じなくさせます。腰への注射も点滴を取る程度の痛みのものが多いです。整形外科の下肢手術や泌尿器科手術で多く用います。当院では、下半身麻酔の場合でも、軽い鎮静を掛けますので、こちらも手術中の記憶は全くなく、「眠っている間に終わる」ことが多いため患者さんには好評です。 一般には、手術の種類や患者さんの全身状態によって麻酔方法を決定しますが、患者さん自身の希望で選択することが可能な場合もあります。

術後疼痛管理

手術後の傷の痛みは、患者さん共通の不安であり、入院生活の満足度を大きく損ないます。例えば、術後の傷の痛みのために夜間の睡眠が十分に取れない、あるいはリハビリがなかなか出来ず離床が進まないなどです。当科では、患者さんの痛みを出来るだけ和らげるために硬膜外麻酔や点滴からの鎮痛方法を積極的に取り入れ、術後疼痛対策にも力を入れています。

外来診療

  • 予約診察をお勧めします。
    予約フリーダイヤル(月~土 14:00~17:00)
    フリーダイヤル0120-88-0884(オバヤシ)
    もしくは087-881-3631(代表)までご連絡ください。 ※休診日除く