香川県高松市鬼無町にある医療法人財団博仁会キナシ大林病院のホームページです。

透析センターの取り組み

透析センターの取り組み

足病変の重症化予防

 透析患者さんは動脈が硬くなったり(動脈硬化)、血管にカルシウムが沈着(動脈石灰化)することにより、足の血流が悪くなりやすいと言われています。血流が悪くなると、足に傷ができた場合に重症化しやすくなります。
 そこで、毎月、患者さんの足観察を行い異常の早期発見、早期治療に努めています。また、パンフレットを使用し、フットケアについての指導もしています。

シャントエコー

 シャントとは、透析に必要な血液量を確保するために動脈と静脈をつなぎ合わせ、静脈の血流量を増やしたものです。シャントエコーでは、血液量や血管の状態を評価します。透析室で検査することができ、10分前後で終わります。
 シャントトラブルの早期発見、早期治療でシャントを長持ちさせることができます。

災害時の対策と対応

 患者さんにパンフレット(災害対策マニュアル)を使用し、災害時に備えての対応を指導しています。透析室では災害時に備えて3日分の透析セットを準備しています。また、他施設からの受け入れもしています。
 現在当院の透析患者数は約230名おり、災害が起きた場合に備えて透析に必要な物品を約3日分保管しています。それに加えて他院からの透析患者を受け入れられるようにさらに物品を備えてあります。
 また、ライフラインがとぎれた場合に備えて自家発電を設置し、水に関しては当院では90%井戸水を使用しているので水道水が断水しても井戸水で対応できるようにしています。
 患者さんには災害対策として、災害が起きた場合病院の被害状況や透析の有無、近隣の透析施設の状況などをマニュアル作成を行い、患者さん一人一人に説明を行っています。同時に患者さんの透析情報を記した災害カードを作成し、いつ災害が起きても情報が分かるように携帯してもらうようにしています。
 このように災害時に備えて安心して透析が行えるように準備をしています。

患者さん用の災害対策マニュアルPDF版(661KB)

当院では、医師やスタッフによる腎臓病教室(腎臓病センター)と合わせて心臓病教室糖尿病教室(糖尿病センター)・を毎月1回開催しております。(コロナの為休止中)

透析センター送迎車両について

現在、丸亀・琴平方面、高松方面、施設方面の3方面の送迎を行っています。

歩行など自立患者さん専用
歩行など自立患者さん専用
車いす患者さん専用
車いす患者さん専用
施設方面 車いす患者さん専用
施設方面 車いす患者さん専用