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腎臓病センター長ご挨拶
腎臓病センター長
こんにちは。腎臓病センター長の鬼無信(きなしまこと)です。腎臓病センターでは、透析センターと重複する点もありますが、初期の腎症から末期腎不全(透析療法、腎移植)に至るまでを担当します。担当するのは日本腎臓学会指導医3名、専門医4名、日本泌尿器学会指導医1名、専門医1名をはじめとするチームです。
腎症の初期では、診断および病態把握の腎生検を当院では1969年から行っており、40年余の期間に2000例以上の生検を行っています。
最近、特筆すべきは糖尿病性腎症から透析療法、腎移植を必要とされる方が透析導入の44%を占めるように増加したことで(2010年日本透析医学会調査より)、糖尿病センタースタッフとも密なる連携をとりつつ、腎症悪化を防がなければなりません。
さらに、心腎連関という悪循環が腎機能を悪化させるということもわかってきました。心臓循環チームとの連携も重要です。腎症の原因は多岐にわたるため、院外の関連機関との連携も欠かせません。
しかし、慢性腎臓病(CKD)と診断されても落ち込むことはありません。主治医とともに根気強く病気と付き合い療養されればきっと良い結果が待っているに違いありません。
腎臓病センター長 名誉顧問 鬼無 信
薬研
腎臓の模型